神奈川県藤沢市では高度経済成長期から続いた田んぼの宅地開発などで、90年ごろにはほとんどメダカが姿を消してしまったそうです。その後、市内で捕獲して市民が自宅で飼育していた境川純系種のメダカが再発見され、藤沢メダカと名付けられました。藤沢メダカの学校をつくる会が中心となり、市民、行政が協力して藤沢メダカの繁殖を進め、自然環境での種の保存を促進するために市内鵠沼藤が谷の第1、第2はす池に放流し、野生の個体群が再建されつつあります。
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(文責 尾田正二)